Nuvotonが新たな機械学習用エンドポイントAIプラットフォームを発表
ニュースハイライト
- Nuvoton、新AI・MLシングルチップ製品を発表
- 機械学習のためのコンパクト設計と低消費電力
- 現在と将来のMLアプリケーション向けに設計
- TinyML、IIoT、スマートホーム、スマートシティなどのアプリケーションに対応
- 充実した開発環境とツールキット
- NuvotonのNuEdgeWiseはパワフルかつシンプルなML開発を提供
- フル機能搭載の開発ボードを提供
Nuvotonが新たな機械学習用エンドポイントAIプラットフォームを発表
組み込みアプリケーション向けに安全なオンデバイスAI機能を搭載したM55M1マイコン
台湾・新竹（2024年1月5日） - Nuvotonは、フル機能のマイクロコントローラ（MCU）AI製品の開発を加速する新しいエンドポイントAIプラットフォームを発表しました。これらのソリューションは、Ethos U55 NPUを搭載したNuMicro® M55M1、NuMicro® MA35D1、NuMicro® M467シリーズなど、Nuvotonのパワフルな新MCU/MPUによって実現されました。これらのMCUは、最新のAI中心のコンピューティングツールキットへ付加価値をもたらし、またNuvotonがArmなど各社と緊密に協力し、ユーザーフレンドリーで完全なエンドポイントAIエコシステムを開発し続けていることを明確に示しています。
これらのプラットフォームでの開発は、機械学習 (ML) 開発用の包括的で導入が簡単なツールNuvotonのNuEdgeWiseによってよりスムーズとなり、さらに最先端のタスクに適しています。このパワフルなコアハードウェアとユニークで豊富な開発ツールを組み合わせることで、Nuvotonは、マイクロコントローラプラットフォームのトッププロバイダーとしての評価を確固たるものにしています。
これらのシングルチップベースの新プラットフォームは、スマート家電やセキュリティ、スマートシティサービス、工業、農業、エンターテインメント、環境保護、教育、高精度音声制御タスク、スポーツ、健康、フィットネスなどのアプリケーションに最適です。
NPU搭載のMLに特化した新ハードウェア：NuMicro M55M1
NuMicro M55M1シリーズ マイクロコントローラは、組み込みアプリケーションに適したEthos-U55 NPU（ニューラルプロセッシングユニット）とオンデバイスAI機能により、機械学習アプリケーションをターゲットとしています。 本MCUにより、システムは低消費電力モードで、中央プロセッサを起動させることなく、イメージセンサー、マイク、センサーに基づいてイベントを監視することができます。M55M1 MCUは、潜在的な悪意あるハッキングの試みからMLの知的財産を保護することでセキュリティを強化するMLモデル保護メカニズムを搭載しています。これらのプロセッサは、Arm Heliumテクノロジーをサポートする最初のプロセッサの一部であり、小型で低消費電力の組み込みシステムにおける機械学習（ML）およびデジタル信号処理（DSP）アプリケーション性能を大幅に向上させます。
エッジIIoTゲートウェイソリューション：NuMicro MA35D1
MA35D1シリーズは、800 MHzのデュアルコア64ビットArm Cortex-A35コアと180 MHzのArm Cortex-M4を搭載した、ハイエンドエッジIIoTゲートウェイ向けヘテロジニアスマルチコアマイクロプロセッサです。これらの高性能コアは、Tiny AI/MLエッジコンピューティングを促進します。
IoTアプリケーションと優れた接続性を備えた多用途M467
M467シリーズは、Arm Cortex-M4Fコアをベースにした32ビットマイクロコントローラで、DSP命令セット、単精度浮動小数点ユニット（FPU）を内蔵しています。スマート家電、IoTゲートウェイ、産業用制御、通信、データセンターなど、幅広いアプリケーションに最適です。
IoTタスクでは、M467はイーサネット10/100 MACからハードウェア暗号化、復号化、キーストレージまで、豊富な接続性、I/O、セキュリティ周辺機器で拡張することができます。M467の幅広い内蔵I/Oサポートにより、ユーザーは特定のアプリケーションに必要なハードウェア拡張機能のみを選択することができます。M467は、HyperRAMもサポートしています。AI/MLアプリケーションでは、64MBのHyperRAMが、メモリサイズやメモリ密度の要件が異なる各種MLモデルに柔軟に対応します。HyperRAMはまた、省電力、利用可能な帯域幅への適合性、使いやすさ、メモリオプションの柔軟な拡張も提供します。
強力な開発サポート
フル機能搭載の開発ボードは、上記のすべてのハードウェアアプリケーションでご利用いただけます。これらは、Nuvotonの充実した開発ツール、開発環境、熱意あるサポートによって支えられています。例えば、NuMaker MA35D1を使用したAIアプリケーション開発では、画像分類などの効率的な機械学習プロジェクトが可能になるだけでなく、ヒューマンマシンインターフェイス (HMI) を介してユーザーに分析を直感的に提示することができます。一方、NuMaker-IoT-M467開発ボードは、M467 MCUのIoTアプリケーション向けに特化して設計されています。
NuEdgeWise ML IDEがTinyML開発をシンプルに
NuvotonのNuEdgeWise IDE（統合開発環境）は、TinyML開発用に設計された機械学習ツールです。IDEは、MLアプリケーション開発の4つの要となる段階（ラベリング、トレーニング、検証、テスト）をサポートします。NuEdgeWiseは、人気のJupyter Notebookプラットフォームを活用しており、開発者は、TensorFlow Liteを使用してNuvotonチップ上でモデルをトレーニングし、デプロイすることができます。これにより、TinyMLアプリケーションがよりアクセスしやすく、実装もさらに容易になります。
Nuvotonは、情報を抽出し、Nuvoton機械学習ソリューションのアプリケーションを提供する包括的なウェブサイト（www.nuvoton.com/ai）を開発しています。
ヌヴォトンの概略
「斬新な思考で繁栄を創り出す」ヌヴォトンテクノロジーは、私たちの未来に対する期待から生まれました。
当社は2008年7月に華邦電子から分割され、華邦電子の関連企業となりました。分割前のロジックIC事業の製品ライン、コア技術、提携パートナー、クライアント、業務などを引き継ぎ、同時に製品イノベーションおよび端末アプリケーション市場に対する理解を強化し続け、既存の基礎の上に立ち、より良いサービスをお客様に提供しています。
ヌヴォトンテクノロジーは、華邦電子の持つコンピューターロジックIC関連製品の分野における長年の経験を受け継ぎ、マザーボード用入出力コントローラの分野では高い市場シェアを誇っています。コンピューターシステムの多様な発展に伴うニーズに応えるため、コンピューターのセキュリティメカニズムを強化するTMPチップ、Sideshowチップといった製品を次々と送り出してきました。コンシューマー製品では、主にコンシューマーIC、音声IC、マルチメディアICといった製品の設計と研究開発に力を入れており、その優れた設計力は、お客様からの信頼をいただいています
私たちはお客様および提携パートナーとの長期にわたる関係を重視しています。アメリカ、中国、イスラエルに拠点を置き、ローカルなお客様へのサポートサービスとグローバルな運営管理を強化しています。品質に関しては、厳しい生産工程コントロールと品質管理を行っており、歩留まりを上げて、お客様にご満足いただける品質管理を提供しています。
Nuvoton Media Contact
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Microcontroller Digital Marketing Director
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